藤木美奈子のエンパワメント・ブログ
DVサバイバー再生プロジェクト “ 負けっぱなしやあらへんで!”
さて今年も新しいカレンダーを、と東急ハンズへ
あれこれ考えて、やっと購入
事務所で袋から取り出したら、2011年のものだった
さっそくレシートで番号を確かめ、電話
担当者はなぜか詰問調
「レシートナンバーを」
「13桁の番号があるはず」
交換するというので(当たり前だ)、再び店に向う
出てきた担当者は、
「同じデザインで、今年のがありました」
交換して終わり
所用時間5秒
ひとつのカレンダーを持ってそこまで行った手間と時間が惜しく、
そのまま引き返す気にならず、しばらく店内をうろつく
新年カレンダーコーナーだから、
当然、今年のものと思い確認しなかった自分がいけないのか
仕事的にいえば、
なんで昨年の商品が混じったのか
管理はどうなっていたのか、説明が聞きたい
コートが古くなった
新しいものを新調しようと思い、
好きなブランド「SPECCHIO」の通販で購入
届いた商品には、ボタンホールを明らかに付け間違えた跡
新品なのに無数の穴が空いている
またまた重い気持でメール
「送り返してください」という事務的な返事
その手間とわずらわしさに気持ちが重くなる
何万円もする商品なのに、
検品もせずに出荷するの?
説明してよ
外食しても、対応のよくない店員がけっこういて、
むしろストレスがたまるので、家で食べる
道を歩いても、電車に乗っても
みんながギスギスしてるように感じるのは私だけ?
混みあう場所で、ちょっと腕がふれただけでにらみつけたり
捨てセリフを吐く女性をこの頃よく見かけるな、思っていたら、
新聞に「独身女性の貧困が加速」との記事
経済の低迷で、
社会的スキルもEQも落ちっぱなしで、
しっかり働こうという人が減って、
どんどん住みにくい国になっていく
日本はどこへ行こうとしてるのだろう
そんなことを考えつつ、今日も仕事場へと歩く
コスモスの階段を上がると、
「おはようございまーす!」
利用者さんたちの底抜けに明るい笑顔が出迎えてくれる
知的に障害のある人たちに今日も癒される私
ありがとね がんばるよ
昨年はなんといっても東日本大震災に大きな衝撃を受けましたが、
私自身も公私ともに揺れに揺れた一年となりました
まずは大学の准教授として組織に勤め始めたこと
今春でなんとか一年になりますが、
慣れぬ通勤電車と学内で右往左往の日々でした
次には家族がひとり減ったこと
予測不能の現実でしたが、淡々と受け入れるしかありません
ワナ関西の事務局移転もありました
これに伴い、私の携帯やメールアドレスも変わりましたので、
おひさしぶりの方は、ワナのHPから事務局にメールをくださいませ
こうした事態が一度に押し寄せたことで、
さすがの私もしばらく心的疲労がつづき、一時体調を崩しました
その間、PCやメールに向かうことがつらく、
まともな対応ができなかった人には、
私も人間、どうぞお許しを、と願うばかりです
そんなこんなで、今年からは無理をせず、マイペースを心がけます
以下、メモ的に最近の状況です
●2011年11月25日 NHK「ドラクロア」出演
「ダメ男にはまった女たち」がテーマ
この後、文庫本「傷つけあう家族」が在庫切れに (現在、増刷中)
●2012年1月1日 第3回シングルマザー初風呂の集い
今年は7名の母子が参加。初詣と温泉、夕食を楽しみました
●1月4日 職員向けSST実施(大阪市内)
福祉施設職員のバーンアウトが課題になる中、SSTによる心的支援を試みました
SST前後のSRS-18尺度では明らかにストレス軽減が認められました
●1月20日 当事者研究スタート
コスモス共生社会研究所にてさまざまな障害や病気をかかえた人々を対象に
当事者研究を始めます
●9月 対人援助者向けSEP(自尊感情プログラム)研修(1泊2日)
定員は今年も40名です。参加希望者はワナ関西HPから予約メールを
とりわけ、今年は関西大学臨床心理専門職大学院から5名のボランティアに
助っ人に来ていただき、準備に始まり、本当に頼もしかったです
参加は沖縄、東京と全国から大阪へ駆けつけてくださり、感謝感謝です
昨年に引き続き、2度めの参加者もおられ、久々の対面にまた感動
「終わったんだなあ」とジワジワと実感がわき始めています
ここしばらく、ずっとこの研修が頭を占めておりましたので、
やっと少し気を抜くことができそうです
とはいうものの、翌日も大学の実習巡回で、
兵庫県の山奥の重症心身障害児施設を訪ねました
SEPが終われば15日から大学の授業も後期に突入
夏休みはどこへ?という感じです
しかし、対人援助職40人が集う研修は盛り上がりましたね
日頃のしんどさを分け合い、励ましあい、
「なにより自分の癒しになった」と笑顔で帰られました
専門家でない方でも、日頃の心眼で真価を見分ける眼は鋭いはず
参加者の評価はそのままSEPの行方につながるでしょう
学んだ対人援助技術をどうか現場で活かしてほしいと願っています
年1回、2度目の研修を無事終えることができた幸せを噛みしめつつ、
残り少ない夏を味わうとしましょうか
来年はさらにパワーアップした研修をやりますぞ!
*おまたせしました! 第2回研修の参加者募集です
*家族暴力被害者の自尊感情回復SST
→〈SEP セップ〉と名づけました
*7月6日放映、NHK「おはよう関西」に登場!
DV・虐待を受けたシングルマザーの
エンパワメントと就労支援
◆第2回〈初級〉SEP実践者養成研修
* SEPとは、
self-esteem program
single mother empowerment program
→SST(社会的スキル訓練)の手法を用いた自尊感情回復プログラム
●日 程
平成23年 9月10日(土) 13:00 〜 11日(日) 16:00 (予定)
●会 場
セミナーハウス<クロス・ウェーブ梅田>宿泊設備つき研修施設
大阪市北区神山町1-12
http://www.orix.co.jp/x-wave/osaka/index.htm
(JR大阪駅・地下鉄御堂筋線梅田駅・地下鉄堺筋線扇町駅より徒歩10分)
●参加費用(おひとり・税込)
・研修参加費用(2日間) 23,000円
・宿泊費(朝昼2食つき) 10,000円
・懇親会費(飲料代込み) 7,000円
(計 40,000円・研修のみも可能です)
いまや母子生活支援施設利用者の5割超を占めるDV・虐待などの暴力被害者。その多くが深い傷つきとさまざまな課題をかかえており、いわゆる処遇困難と呼べるケースも少なくありません。そうした利用者の皆さんをどう支援し就労につないでいくかは、施設のみならず社会の大きな課題となっています。
SEPは、DVや虐待経験を持つシングルマザーの自尊感情回復プログラムであり、彼女たちのエンパワメントを目的として開発されました。SST(社会的スキル訓練)の手法を用いて行われる認知行動療法であり、当事者同士がグループで語り合うことで、さまざまな気づきをもたらし、支援のきっかけをつくることができます。
講師の藤木美奈子は、現在、母子施設、更生施設、障害者施設でSST指導をしながら、暴力被害者の治療・支援にあたる実践研究者です。本研修では利用者をどう理解するか、回復とは、支援とは、当事者の立場に立った講義と、実際のSEPをどう進めるのかを、1泊2日の研修で学んでいただきます。いずれはとお考えの関係者もぜひこの機会に。
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●研修内容(予定)
1.本研修の目的と経緯
2.DV・虐待被害者の現状
3.利用者への関わりにおける課題
4.処遇困難者の理解と傾向 〜生育家庭との関係〜
5.当事者支援における原則と注意点
6.回復とは何か
7.エンパワメントと社会的スキル
8.認知行動療法の理論とSST
9.シングルマザーの就労支援における課題
10.SSTの実際(ワーク)
●対 象
母子生活支援施設職員、女性支援の実務者など、女性の就労自立に関わる方
*両日とも参加できる方が対象です。
●講 師 藤木 美奈子 (ふじき・みなこ)
博士/龍谷大学短期大学部社会福祉学科准教授
関西大学臨床心理専門職大学院『被害者支援特別演習』講師
貧しいシングルマザーの子どもとして全国を転々、差別・暴力を受けて育つ。女子刑務所刑務官、1990年(有)アミダ設立を経て、1995年フリーランスなど雇用されずに働く女性のNPO法人
WANA関西を設立、代表理事。現在は研究者として、2004年よりシングルマザー・障がい者などの社会的弱者を対象に、3施設で就労支援としてのSST(社会的スキル訓練)を実施するほか、大学や大学院の福祉や心理分野で社会的弱者への対人援助を教える。
「傷つけ合う家族」ほか、著書・講演多数。
公式サイト http://www.fujikiminako.com/
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≪お申込みは・・・≫
●社会福祉法人 みおつくし福祉会 東さくら園
〒537-0022 大阪市東成区中本4-1-21
TEL.06-6972-6010
FAX.06-6972-6086
E-mail/ higashi@sakuraen.jp
●NPO法人WANA関西
〒531-0073 大阪市北区本庄西2-15-9
TEL.06-6136-3100(火・金10-17時)
FAX.06-6136-3372
E-mail/ wana.kansai@gmail.com
*前回は一週間で満員となりました。
先着順、40名さまで締め切ります。
●うれしかったこと
私の心理カウンセリングのクライアントさんが、
セッションが終わったとき、
「私、遺書を捨てたんです」
そう言ってくれたこと
次に、発達障害のA君が、実習先でまだ頑張ってくれてること
それから、なかなかグーな美容師さんとやっと会えたこと
(すぐにお店を代わらないでね)
●残念だったこと
やっぱり地震と津波と原発事故
天災はしかたないとしても、原発はいらん
今後、ライフスタイルを変えましょう
日本国中、必要な電気以外、
夜中の12時から朝まで使えなくする
これでキマリ
24時間営業のコンビニも、
キタもミナミも要りません
呑みたい人はおうちでどうぞ
宅急便は通常3日で届くことにする
世界では、日曜日は店もちゃんと休む国はいくらでもある
なんで正月から買い物ができる必要があるのか
日本がもっと後退すればいい
これで昼夜逆転してる子も治るので、
一挙両得である
●なんだかなあ、って思うこと
地震が起きて、被害者支援で一致団結
いろんな呼びかけやお誘いメールが来る
だが、「せっかくですが」誤解を恐れず言ってしまえば
私は普段から自分の周囲の「困っている人」に
目いっぱい関わっている(つもりである)
よって、節電と買い控えは心がけるが、
これ以上に人助けをする余裕はない
いくら未曾有の惨事といえど、すわ、災害となれば
一転、奉仕精神に富む市民へと変貌する人々に、
私は正直とまどいをおぼえている
日頃からもっと人のために時間を割いたらいかが?
そう思うのは私の性根が歪んでいるせいだろうか
なぜなら、私がふだん支援をしている人たちは、
社会の差別や偏見、非公正の犠牲になり、
これまで誰にも関わってもらえず、周辺化した人たちである
どうなってるの?と思うほど、
今は世間に善人があふれている
気味が悪いほどだが、それは一体何故なのか
無論、悪いことではないとは思う
しかし、この現象をどのように分析・考察すべきか
なんらかの考えに行き着いたらまた書きますが、
あなたにも考えてほしい
芸術家、草間弥生のドキュメンタリーでした
吸いつけられるように見入った90分間でした
彼女の作品とは今まで何度も遭遇している
たまたま行った六本木ヒルズでの作品展
ワナメンバーと行った旅行先、直島で
奇抜な色づかい、変わった作風だったので、
彼女の名前は知らずとも、作品ははっきり憶えていた
どんな人なのかを知りたくて、80歳をとうに越えた彼女に会いに行った
映画のタイトルは「わたし大好き」
「前衛芸術家と呼んで」
「自分の作品が一番って思ってなきゃ、こんな仕事やってられないわ」
強烈な自我と、どこまでいっても自身にしか示されない関心
彼女の中に他者は存在しない
精神病院へ入退院を繰り返しながら、
妄想が自分を描かせるのだ、と来る日も来る日も巨大なキャンパスに挑む
私の最大の関心は、
ショッキングピンクの鬘をかぶった老女が描いた絵を
世界が褒め称え、最高峰の評価を与え続けていることにある
家族も友も不要
晩年という言葉に敵意を燃やし、90歳を前になお、
「まだまだよ。私はこれから」と、言い切る
持てる力を惜しみなく作品に注ぎつづけ、
どこまでも生に執着し、我を最高に活かそうとするその姿と情熱は、
小市民的安寧を真っ向から否定するものだ
私はこれまで狂気のはざまでもだえ苦しむ人たちと関りあってきたが、
あの世とこの世の境目を行き来しながら、
これほど世に認められる仕事をする人間は希少である
たいていは「自分が人並みでないこと」に失意し、
医療の虜になり、自滅への道を自ら選び取るものだからだ
やはり私の考えは間違っていなかった
苦難と試練は、より高みに自分を押し上げるためにふりかかる
どんな人生にも共通した点として登場すること
ならば、その道程を味わい尽くすことだ
与えられた自分の宿題に夢中になり、そして、
自分という人間の生き様をやや距離をおいて興味深く観察せよ
あなたはどんな初期設定で生まれたか
そこにあなたの生の意味が隠されている
あなたの人生に存在するのは、実はあなただけなのだ

